もう一人の自分をこの世で見てしまう・・・。
人々はそれを「ドッペルゲンガー現象」と呼ぶ。
このドッペルゲンガー現象の恐ろしさは、もう一人の自分を見てしまうと“死ぬ”ということ。
これまでに芥川龍之介をはじめ、多くの著名人がドッペルゲンガー現象を体験したと言われているが、果たしてその真相やいかに。
今回はドッペルゲンガーとは何なのか迫ることとする。
ドッペルゲンガーとは
image: 黄昏怪奇譚
ドッペルゲンガーとは、もう一人の自分を自分自身もしくは他人が見る現象のこと。民間伝承では、「その者の寿命が尽きる寸前の証」とも言われており、古くから恐れられていた現象として知られている。
なお、ドッペルゲンガーとは、ドイツ語の「doppel(ドッペル)」意味:二重、分身という意味。
しかしながら、ドッペルゲンガー現象における特徴は見たものによって異なることがわかった。つまり、固定像というものがないようで様々な“見え方”があるのだ。ドッペルゲンガー現象を体験した人々の証言によると、ドッペルには以下のような特徴があるのだという。
- ほとんどは微動だにしない(歩くという証言もある)
- 全身像が見えることは稀でほとんどが部分像
- 黒や白などのモノトーンであることが多い
- 平面的で立体感を欠いている
- 必ずしも自己自身の姿と似ているとは限らない
さらに付け加えると、
- 人間と会話をしない
- 本人と関係のある場所に出現する
とのこと。
再三になるがドッペルゲンガーとは人それぞれ見え方が違うものであり、これといって固定像がないようだ。そのため、あなたが仮に自身の分身と出会ったとき、イメージするドッペルゲンガーとは違うモノを見てしまう可能性がある。
とはいえ、本当に瓜二つの分身を見てしまったとき、人はそれにどういったリアクションを取るのだろう・・・。
私は自身の分身を見た、あるいは出会ってしまった場合、恐怖で体が硬直するに違いないが。早い話が自分の分身など見たくもないし、会いたくもないのが本音である。
芥川をはじめ「ドッペルゲンガー現象」を体験した著名人たち
ドッペルゲンガー現象を体験した著名人は数知れない。
ここ日本では芥川龍之介がそれを体験したとして有名だが、その中から厳選すると以下の著名人を挙げることができる。
リンカーン大統領(アメリカ)
image: Wikipedia
ある日、鏡を見るとそこには青ざめて死んでいる自分が写っていた。その後もリンカーンは同様の出来事を体験したとされ、暗殺される数日前、不思議な夢を見たとリンカーン夫人に語っていたという。
芥川龍之介(日本)
image: Wikipedia
芥川はもう1人の自分)を見たと雑誌の対談などで何度も語っている。また、芥川は未発表で未完の小説『人を殺したかしら』を書いていたが、編集者がそれを確認すると激怒し、ビリビリに破り捨てたという。その翌朝、再び編集者が芥川家を訪ねると、多量の睡眠薬を飲み死んでいる芥川がいた。不気味なのは、破り捨てたはずの『人を殺したかしら』の原稿が、なぜか完全な形で机上にキチンと置かれていたことだそう。
このようにドッペルゲンガーの目撃は“死の予兆”とも言うべき現象なのかもしれない。
特に芥川龍之介のドッペルゲンガー現象は数ある著名人のケースのなかでも群を抜いて不気味。芥川は分身を見て何かを言われたのか、それとも悟ったのか・・・。いずれにしてもそれが原因で芥川の精神状態が不安定になったことは言うまでもないだろう。
以上から単に分身と出会うだけならまだしも、それが死の予兆であるなら出会うことを極力回避したいものだ。しかし、その分身と出会ってしまうケースがある。
そこで疑問として浮上するのがドッペルゲンガーの正体だ。
では、ドッペルゲンガーの正体は一体何なのだろうか。
正体は“脳腫瘍”である可能性
image: 心筋細胞.com
ドッペルゲンガーとは何かを研究していたブルッガー博士によれば、その現象が起こる要因は「脳の側頭葉と頭頂葉の境界領域にできた脳腫瘍」なのだという。
事実、同部分に脳腫瘍ができた患者の多くが、ドッペルゲンガー現象を体験しているそうだ。なお、この脳の領域は体のイメージを司るとの見解があり、機能が損失してしまうと自己の肉体における認識上の感覚が損失してしまうとのこと。
これが原因で「もう一人の自分」を錯覚してしまうそうだ。
しかし、これはあくまで医学的な見解であり、ドッペルゲンガー現象がオカルトなのだとしたなら正体はわからないままである。
分身は本当に脳腫瘍による錯覚なのか、それとも幽霊もしくは自身の魂の一部が具現化したものなのか・・・・。
いや、むしろその正体を知ってしまうことで死が訪れるのかもしれない。そうだとしたら、ドッペルゲンガーは死神にも似た存在といえよう。
世の中には知り過ぎてはいけないことが溢れているが、これの正体もそのひとつなのかもしれない。




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