捻じ曲げられた真実…「岐阜県富加町の幽霊団地」騒動

あなたは岐阜県・富加町の幽霊団地、もしくは「富加町営住宅ポルターガイスト事件」をご存知だろうか?

かつて大手メデイアが広く報じ、日本中が大騒ぎした最後の「心霊事件」だったと言っても過言ではない。2000年晩秋、富加町にて当時ほぼ新築だった町営住宅「高畑住宅」の住人たちが「幽霊を見た」「ポルターガイスト刀起きた」と口々に主張し、マスコミや霊能者たちが大挙して押し寄せたのだ。

それから問題の富加町の幽霊団地は話題になったわけだが、現在になって明らかになった“真実”がある。

そこで今回は岐阜県・富加町の幽霊団地についてまとめた。

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岐阜県の町営住宅で起こりはじめた“怪奇現象”


image: matome.naver.jp/

 

岐阜県・富加町の幽霊団地の発端は、建物に響く様々な怪音だった。

1999年築の高畑住宅に入居者が埋まっていった頃から、「ギシツギシツ」と壁がきしむ音や、天井を何かが「トトトッ」と走る音が聞こえると住人らが主張。他にも「ガラス瓶が転がる音」「ノコギリで切る音」「トンカチで叩く音」など多種多様なノイズに悩まされていたらしい。

 

2000年の盆になると、事態はさらに悪化していく。4階に住む主婦Mさんの部屋では、「シャワーや水道から勝手に水が流れる」「テレビのチャンネルか勝手に変わる」などのポルターガイスト現象が発生。また同4階の夫婦の部屋では、「深夜2時、コンセントから外れているドライヤーからいきなり熱風が吹き出した」との現象も起こる。

 

さらにポルターガイストとは別に、幽霊の目撃も相次いだり、各部屋の中、階段や非常口、また屋外の駐輪場などで「女性の霊が立っていた・歩いていた」という証言も連続したのだ。

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岐阜県・富加町の幽霊団地騒動を何とかしようと自治会長が動くものの・・・


image: okakuro.org/

 

こうした心霊騒動について、数え切れないはどの相談を受けた自治会長(当時)の田中氏は、大家である富加町・町役場に報告。しかし「自治体がお祓いなどの宗教的行為を行う訳にはいかない」として、なんら対策を講じてくれない。

業を煮やした一部住民は9月30日に木曽御岳本教の祈祷師を呼び、翌月15日に祓いの儀式を執り行った。祈祷師はそこで「約30年前に、ここで首吊り自殺した女性がいる。数々の現象はその崇りだ」と霊視したところ、これが大当たり。確かにこの近所ではオイルショックの時期、小学生の子を持つ母親が死亡する事件があったそうだ。

 

こうした話を地元岐阜県富加町の新聞社「中日新聞」が報じたところ、マスコミ各社が飛びついた。これにより岐阜県富加町の幽霊団地は全国に知れ渡ることとなり、騒動を聞きつけた全国の霊能者などが「我こそが除霊せん」と、1日に2~3人のペースで訪問してくるように…。

 

その総数はおよそ30名。ほとんどが無償でのお祓いを提案したものの、中には「除霊1回につき100万円」と詐欺さながらの要求をする輩もいたという。

 

その後、数々の有名霊能者などが岐阜県富加町の幽霊団地を霊視したが解決するにいたらなかった。が、「刀鍛冶の霊とポルトガル宣教師の霊の怨念」と主張した霊能者・下ヨシ子の除霊は功を奏す。

 

結果、岐阜県富加町の幽霊団地騒動は終焉を迎えた。

当時の住人が暴露「(騒動は)一部の人が騒いでいただけ」


image: okakuro.org/

 

岐阜県富加町の幽霊団地について、某雑誌が当時住んでいた人に取材をしているのだが、その内容は実に興味深いものだった。

その取材記事によると、現在問題となった岐阜県富加町の幽霊団地に暮らす住民たちは当時のことは全く知らない新住民ばかりで、マスコミの窓口となっていた田中自治会長も、今は亡くなっているとのこと。

そこで富加町の幽霊団地付近の住民に聞き込みしたところ、こちらは打って変わって騒動の思い出を語ってくれる人ばかり。「マスコミが大挙して、あちこちにゴミをポイ捨てするから迷惑した」といった証言や、富加町の幽霊団地に住んでいた友人の息子が「お爺さんの霊と遊んでいたらしい」という情報を収集。

そして近所の人の紹介により、当時、富加町の幽霊住宅に住んでいたAさんへの電話取材にこぎつける。

 

するとAさんは「正直、迷惑でしたよ」と振り返り、「ほとんどの住人は心霊現象なんて全く身に覚えもなかったですから。一部の人が神経質に騒いでいただけです」と答えた。つまり、崇りもお祓いも関係なく暮らしていた住人達にとっては、マスコミや霊能者報道・除霊合戦は騒音公害でしかなかったのである。

 

結局のところ、岐阜県富加町の幽霊団地騒動はマスコミなどが過剰に報道しただけの単なる“住宅トラブル”であり、そもそも心霊などとは無関係だったのかもしれない。


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