もはや都市伝説では定番となっている「1ドル札に秘められた謎の数々」。
911が浮かび上がるという都市伝説から、フリーメイソンの陰謀が隠されているという都市伝説までさまざまな情報がある。
そこで今回は1ドル札に秘められた謎と、フリーメイソンとの関連性について迫ることとした。
何かと謎の多いアメリカの1ドル札
1ドル札といえばアメリカの紙幣であるが、以前からそれには多くの謎が秘められているとして話題になっていた。
一つ目の謎は1ドル札にのみ国璽が記されているということ。そして、ちょうどその裏面に位置する部分にピラミッドが描かれているのだが、なぜエジプトの建造物が使用されているのかは不明のまま。
これがアメリカの1ドル札であるが、ピラミッドの上下にはラテン語で銘文が書かれている。
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実はこれにフリーメイソンの陰謀が隠されているという。
ピラミッドの上に書かれている文字は「ANNUIT COEPTIS」、その意味は「神はわれらの企てを嘉したまえり」。下に書かれている文字は「NPVUS ORDO SECLORUM」、その意味は「世紀の秩序」である。
都市伝説によれば、これらの銘文こそが秘密結社フリーメイソンによってアメリカが建国され、フリーメイソンが企てた新秩序であることを示している何よりの証拠なのだという。
なお、ラテン語で書かれた銘文の先頭文字と末尾文字を結ぶ六芒星を描いてみると、「MASON(メイソン)」の文字列が浮かび上がる。
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こうしてアメリカの1ドル札とフリーメイソンの都市伝説は、世界中に流布することとなったのだ。
1ドル札から浮かび上がるフリーメイソンの陰謀
アメリカの1ドル札の都市伝説はまだ終わらない。
フリーメイソンとアメリカ建国の秘密が隠されていることは説明したが、さらにピラミッドの頂点を確認してみると、輝く三角形にフリーメイソンのシンボル「プロビデンスの目」がこちらを見ている。
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プロビデンスの目は別名「ホルスの目」とも呼ばれることがあり、古代エジプトでは護符として使用されていた。つまり、この目は神聖な意匠でもあるのだ。
それだけではない。
1ドル札にはジョージ・ワシントンの肖像画が描かれている。言うまでもなく彼は、フリーメイソンのメンバーであったことは誰も知る事実だ。
改めてここまでをまとめると、アメリカの1ドル札には初代大統領「ジョージ・ワシントン」と、アメリカの国璽、そしてフリーメイソンのシンボル「プロビデンスの目」が描かれている。さらにピラミッドを中心に六芒星を描いてみると、「MASON(メイソン)」の文字が浮かび上がる。
つまり、1ドル札はフリーメイソンの陰謀、いや、フリーメイソンがアメリカを建国したことを証明する紙と言っていいのだ。
都市伝説が物語る「13」という意味深な数字
1ドル札に関する都市伝説はまだある。
紙幣には「13」という数字が至るところに隠されており、それがまたフリーメイソンの陰謀を表しているというのだ。
例えば、ジョージ・ワシントンの肖像画の右側には13個の星を描いた帯があり、裏面のプラミッドの階数も13。その上に記載されているラテン語の銘文も13字である。
そして、同じく裏面にはアメリカの象徴「白頭鷲」が描かれているのだが、その周辺にある星、矢、オリーブの枝、盾にある縦横の縞模様のいずれもが13なのだ。
とはいえ、13という数字は「アメリカ独立当時の州の数」として有名。そのため、その13を随所に散りばめているのではと思ってしまう。
しかし、それはあくまで表向きのことであって、13は悪魔である“サタン”を意味しているという都市伝説がある。ちなみに13はサタンが13番目の天使であるとする説から生まれた忌み数字。
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そんな不吉な数字がアメリカの象徴である白頭鷲を取り巻いている。さらには1ドル札の至るところに13が散りばめられているのだ。
都市伝説によれば、これはフリーメイソンがアメリカに突きつけた刃なのだという。
つまり、1ドル札に隠された謎を解き明かすと、アメリカはフリーメイソンに従う運命にある、ということなのだ。
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