日本を代表する都市伝説といえば、口が裂けた不気味な女性「口裂け女」と言っていいだろう。
口裂け女の人気は全国に及び、老若男女誰も知る都市伝説となった。
その影響もあってか現在は口裂け女の映画など、さまざまな作品が登場している。
さて、今回は追求するのは口裂け女がこの世に実在するのかという問題だ。
仮に実在するとしたらそれは悲しみに満ちた物語となりそうな気もするが・・・。
口裂け女が都市伝説の定番となった背景
image:kowabana.jp/
口裂け女が都市伝説として一世を風靡した背景には、確かな言い伝えが残っているからだ。
そのルーツは宝暦4年(1754年)にまでさかのぼる。
美濃国郡上藩(現・岐阜県郡上市八幡町)での農民一揆の後に処罰された多くの農民の怨念が、特に犠牲者の多かった白鳥村(現・郡上市)に今なお残っているといわれ、これがいつしか妖怪伝説となって近辺に伝播し、時を経て口裂け女に姿を変えたとの説がある
引用:Wikipedia
また、Wikipediaによると、発祥地に関する情報はいくつかあるようだが、もっとも有力とされるのは岐阜県のようだ。
岐阜県を発祥地とする説においては、岐阜では発祥当時、小学校でも比較的裕福な家庭の子供のみが学習塾へ通っていたため、あまり財力のない家庭が子供に塾通いを諦めさせるために「夜道を歩いていると口裂け女に襲われる」と夜の外出を怖がらせた話がルーツとされることが多い。岐阜県美濃加茂市近辺の教育熱心で怖い母親の姿が由来だとも言う説のほか、愛知県で、母親が娘にした話が様々な変化を伴いながら、全国に広まったとする説など諸説ある。
引用:Wikipedia
このようにルーツを確認しても、それが実在していたという証拠はない。むしろ、悪さをしないように口の裂けた女の話を言い聞かせたと解釈するしかないのだ。
やはりそれは実在しないのだろうか・・・。
口裂け女は実在した?!東京で起きた“とある事件”
image: youtube.com
口裂け女が実在したかもしれない?
いや、オチを言ってしまうそうでもないのだが、ややびっくりしてしまう事件がある。
日時などは不明だがある日の深夜、東京の某幹線道路において長髪で口が耳まで裂けた若い女が出現。これを目撃したドライバーは複数人におよび、その女はまるで幽霊のように佇んでいると警察に寄せられたのである。
通報を受けた警察官が急いで現場に向かった。
するとその通報そのままの女性が本当にいたのである。
しかしながら、その若い女性はメイクで口の裂けた女に変身しているだけだった。なんでも友達をびっくりさせよう道で待ち伏せしていたのだという。しかし、交通量の多い道路ということもあり、その姿を何人ものドライバーが目撃。
言うまでもなくイタズラを行った女性は逮捕された。
ということで、残念ながら実在する証拠にはつながらなかった。むしろ、都市伝説を真似た女性のお騒がせ事件でしかなかったのである。
偶然にも遭遇してしまったら“ポマード”で撃退可能?
口裂け女が実在するかもわからないのに噂だけはひとり歩きする。言うまでもなくそれが都市伝説というものだ。
口の裂けた女と遭遇してしまったら、以下の対処をすることで撃退できるらしい。
口裂け女にはポマードが有効?!
ポマードと3回(6回とも)続けて唱えると女が怯むのでその隙に逃げられる、というもの。これは、過去に整形手術を受けた時の執刀医が多量のポマードを付けていて、その臭いが嫌いだからとされている。また、ポマードを投げ付けたり、振り掛けたりして退散させる、手に「ポマード」と書いて見せると退散できるともいう。足の裏にポマードと書く方法も伝わる。
引用:Wikipedia
にわかに信じられない撃退法であるが、もし実在する口裂け女と鉢合わせしてしまったら以上の対応をするといいかもしれない。
さて、口裂け女が実在する証拠を掴むことはできなかったが、当サイトは今後も調査を続けていくつもりだ。
続報があれば、同記事で追記させて頂く。
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