海外の人気ドラマ「X-ファイル」でも話題となった、海外の“悪魔”と称されるUMA「ジャージーデビル」。
このUMAは全米各地で目撃例が絶えず、その姿は翼竜とも言えるし、翼を持ったロバとも言える。実際に警察や自治による調査も行われ、ハンターがその姿を追っているが捕獲には至っていない。
そこで今回は謎のUMA「ジャージーデビル」の正体に迫った。
悪魔の正体は人間の“子供”だった?!
アメリカ、ニュージャージー州に伝わるUMA「ジャージーデビル」。悪魔と称されるこのUMAが誕生したのは1753年。同州最大の森林地帯パインバーレンズ近郊に住む魔術好きのリード夫人が、このUMAを“産んだ”と言われている。
そう、悪魔の正体はリード夫人の実の子なのだ。
ある夜、夫人がまだ乳児の我が子を抱きながら友人と魔術に興じていた。すると、この子が突然、巨大化したのである。顔はウマのように長くのび、足には蹄が生え、肩から背中にかけてコウモリのような翼が皮膚を突き破って生えてきたという。
あっという間に怪物と化した乳児は太い尻尾をくねらせながら夜空に消えていった・・・。
目撃例からスケッチされた悪魔
image:まにあ道
恐ろしいことにこの悪魔はその場に居合わせた者を喰らい尽くしたという。(当然、その場にいた母親を含めて)
これがアメリカで有名なUMA「ジャージーデビル」の正体についてだ。早い話がジャージーデビルの正体は人間の乳児であるが、魔術によって化物になった、という話である。
目撃が相次ぐUMA「ジャージーデビル」
人間の乳児が魔術によって化物になったという話は単なる伝説と思われていた。
しかし、それ以降、この悪魔と称されるUMA「ジャージーデビル」に似た体長1.8mほどの怪物が、現在にいたるも連綿と目撃されつづけている。
情報によると、UMA「ジャージーデビル」は肉食できわめて凶暴であり、家畜などが襲われる被害も相次いだという。
1990年代に入ると目撃談は北米全土にまで広がり、1999年には同州でジャージーデビルの存在を調査し、あわよくば捕獲する「ジャージーデビルズ・ハンター」という団体が結成された。
ハンターたちは森林内を捜索し、UMA「ジャージーデビル」の足跡や奇声などを報告している。
これまでにジャージーデビルの目撃例は数え切れないほど存在しており、スケッチにするもの、実際にカメラに押さえたというもの、想像図などが描かれている。
なお、事件の発端であるリード家の付近に出現したジャージーデビルが赤外線カメラで撮影されており、単なる伝説ではないことを証明する動きも盛んになった。
リード家付近で撮影された「ジャージーデビル」
ハンターたちは2010年2月、ジャージーデビルらしき怪物の撮影に成功した。かつてリード家があった農場付近を調査しているとき、赤外線スコープ付きのカメラで飛行中のUMAの姿を捉えたのだ。
飛び去る直前だったため、その姿はかなり小さかったが、画像を拡大すると不鮮明ながらも背中に翼らしきものが確認できた。
ある生物学の権威はその正体を太古の翼竜だと推測している。
だが、250年におよぶ悪魔伝説の実態を説明することはできていない。火がないところに・・・と同様、このUMAの伝説が語られるということは何らかの理由があると見ていいだろう。
そしてこれまでの数々の目撃例はUMAが存在する可能性を高めている。
はたしてUMA「ジャージーデビル」は呪われた乳児なのか、それとも太古の翼竜なのだろうか。
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