あなたは聖母マリアに出会った3人の牧童の話をご存知だろうか。
これは「ファティマ第三の予言」と言われ、ファティマに集まった群衆が、聖母マリア出現に伴う奇跡を目の当たりにしたという出来事だ。
にわかに信じられないような話であるが、はたしてこのファティマ第三の予言の真実はいかに・・・。
ポルトガルのファティマ村で起こった“奇跡”
ファティマ第三の予言が起こったのはポルトガルの小さな村だった。
今からおよそ100年前、片田舎に属するファティマ村で信じられない奇跡が起こる。
その奇跡こと、ファティマ第三の予言を体感したのは村に住む牧童3名。ヤシンタ・マルト、フランシス・マルトの兄妹と、ルチア・ドス・サントスだ。
ファティマ村の牧童3名
image: ja.wikipedia.org/
ある日、彼らは羊の群れを毎度訪れる窪地へと移動させていた。その時突然、雷光と共に強風が吹き始めたのである。これに慌てた牧童たちは羊の群れを急いでまとめ、一目散にヒイラギの木まで逃げた。
すると、そこにまばゆい光を放つ聖母マリアが出現したのである。
マリアは牧童たちと毎月13日の同じ時刻、同じ場所で会うことを約束し、必ず姿を現したという。
この噂は瞬く間に広まり、牧童たちとマリアの会見6回目には、10万人もの群衆がその場に訪れた。
そして、有名な「ファティマ第三の予言」がいずれ明らかになる。
聖母マリアの出現…10万人が目撃した真実
image: page.freett.com/
10万人もの群衆が訪れた聖母マリアとの会見は、後世にも“紛れもない真実”として伝えられている。
そう、同会見は奇跡の連続だったのだ。
聖母マリアはヒイラギの木の上に姿を現すと、黒雲に隠れていたはずの太陽が顔を出した。そして、太陽は回転しながら光線のようなものを振りまきはじめ、地上に向かって落下しはじめたのである。
不気味な動きをした太陽を撮影した当時の写真
image: page.freett.com/
これに群衆は「この世の終わりだ!」とパニックを起こしたものの、太陽は落下をやめて元の位置に戻ったという。
この真実は翌日の新聞各紙が大々的に報道。その見出しのほとんどは「奇跡」と書かれていた。
しかし、これが真実なのだから「奇跡」と書かれても仕方ない。
そもそも群衆が目撃した真実は“非現実的な出来事”に違いないのだ。ましてや、聖母マリアが出現したのだから当然であろう。
が、一部の研究家たちはこの真実は、聖母マリアの出現ではなく異星人が正体であり、回転した太陽はUFOだったとの指摘もある。
はたして、この会見の真実における“正体”は話どおり、聖母マリアなのだろうか?それとも、研究家たちが指摘する異星人なのだろうか?
牧童たちに授けられた「ファティマ第三の予言」
さて、いよいよ本題の「ファティマ第三の予言」について解説したい。
ちなみにファティマ第三の予言は、前述した牧童3名に授けられたものだ。つまり、群衆に授けられた予言ではない。
まずはファティマ第三の予言をかんたんに紹介する。
「ファティマ第三の予言」
1:第1次世界大戦の勃発と核兵器使用について
2:第2次世界大戦の勃発と核兵器使用について
3:1960年に公表予定だったが、バチカンによって非公開にされていた予言
なお、ファティマ第三の予言の3つ目は近年になってようやく公開され、その予言内容は「1981年の教皇暗殺未遂事件」だったと発表された。
しかし、一部では「世界の終末」が予言内容だったとする声も・・・。
いずれにしても、その真実はバチカンのみが知る。
非公開にしている理由は、その予言が公表できない内容であるからに違いない。
そう考えると、ファティマ第三の予言はとても恐ろしいものなのだろうか。
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