ここ日本では“スプーン曲げ”でお馴染みの超能力者ユリゲラー。
いわゆる彼は伝説のメタル・ベンダーであるが、その能力を信じる者もいれば嘘ではないかと疑う者もいる。
はたしてユリゲラーの超能力は本物なのか、それともトリック(嘘っぱち)なのか。
今回はメタル・ベンダーこと、ユリゲラーの真相を追う。
スプーン曲げで話題のユリゲラーが人気を獲得した理由
image: meter-maxnews.com
近年でもっとも注目された超能力者といえば、ユリゲラーと言って間違いないだろう。
人は彼を「今世紀最高の超能力者」と呼び、彼の代名詞でもある“スプーン曲げ”はもはや語るまでもないはずだ。
とはいえ、ユリゲラーは念力を用いたスプーン曲げだでなく、テレパシーをはじめ、透視、念写などの超能力も持っている。
また、数ある超能力者のなかで、彼ほど研究者たちから科学実験の対象になった人物はいない。
世の中には沢山の超能力者がいるにもかかわらず、なぜユリゲラーはここまで人気者となったのか。その理由はきわめて独創的な術にあると言っていい。故障していた時計が治ったり、スプーン曲げにしても、彼が行う手法は独創的なのだ。
特にユリゲラーの超能力で驚愕したのは、手を一切触れていないにもかかわらず、金属製の指輪を切断してみせたことである。
それだけではない。
手のひらで種を発芽させるなど、もはやスプーン曲げ以外の超能力も秀でているのだ。
手のひらで種を発芽させたときの写真
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しかし、彼のスプーン曲げなどの超能力がすべて真実なのか、それとも嘘なのか。結局のところ、ユリゲラーは超能力者として証明されているわけでもないし、彼が持つ能力が嘘である証拠もない。
嘘ではない?!ユリゲラーが超能力に目醒めるまでの経緯
ユリゲラーが持つスプーン曲げなどの不思議な能力は、幼少期から開花されていたようだ。
彼は小さな頃から母親が何を考えているのか読み取ったり、凝視しただけで時計の針を回すことができという。その他にもスプーン曲げはお得意のものだったらしく、曲げるだけでなく真っ二つに切断したこともできたそうだ。
また、幼少期はイタズラ心が働くということもあり、外食に出かけた際は他のテーブル客のスプーン曲げも行った経験があるという。
とはいえ、この頃のユリゲラーはまだその能力をコントロールすることができなかった。
事実、ユリゲラーが能力をコントロールできるようになったのは13歳の頃。その後、彼は学校の先生の心を読み取ることができ、カンニング法を習得していたらしい。
なお、ユリゲラーが持つ超能力について、こんな面白い説がある。
アメリカの超心理学者アンドリア・プハリッチは著書「ユリ・その不思議な力」の中で、「ユリゲラーは宇宙の統率者ナインの使者である。それゆえに超常的な力を持つのだ」と述べている。
ユリとプハリッチのツーショット写真
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仮にこれが嘘でないのだとしたら、ユリゲラーは宇宙人ということになる。が、仮にそうだったとしても、それが嘘であるか確かめる術がない。
あくまでユリゲラーの超能力が本物なのか嘘なのかを探ることが重要といえよう。
ユリの正体は“宇宙人”だった?!
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プハリッチが言う「ナイン」とは、異次元からやってきた宇宙人なのだという。
ナインは地球から5万3069光年も離れており、「スペクトラ」と呼ばれるスターシップに居住しているそうだ。そして、数千年にわたって地球を観察してきたという。
そしてナインは、ユリゲラーを「人類の救世主となるべく子どものときにプログラムした」とのこと。
事実、ユリゲラーは何度もUFO目撃しているし、写真にも収めている。嘘である可能性は高いが、完全に否定することもできない。
だからこそ、ナインなる存在が嘘でなく実在するとすれば、彼が目撃したUFOこそ“ナインの調査団”だったのかもしれない。
仮にユリゲラーがナインの使者だったとするなら、スプーン曲げなどの能力は嘘ではなく本物だろう。だが、彼が超能力者ではなく“マジシャン”だとしたら、能力は嘘(トリック)からなるものだ。
いずれにしても、ユリゲラーの超能力の全貌はいまだ明らかにされていない。
それが嘘であるのか本物であるのかはわからないままなのだ。
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