世界では沢山の未確認生物が目撃されているが、特に吸血美女や吸血魔女と呼ばれるものが目撃されることで知られるのがフィリピンだ。
フィリピンでは吸血魔女とも呼ばれる未確認生物「アスワング」が多くの人々から目撃されており、その写真が撮影されている。
そこで今回はフィリピンの未確認生物「アスワング」に迫ることとした。
フィリピンの吸血魔女「アスワング」伝説
フィリピンのパラワン島内にあるジャングルには、不気味な未確認生物が棲息しているらしい。その未確認生物の名は「アスワング」。現地では伝説として語られている存在となっており、いくつかの特徴が明らかになっている。
フィリピンの未確認生物であり、伝説上の存在「アスワング」は、満月の夜に現れると動物や人間の生き血をすする。また、空を自由自在に飛ぶことができるため、「空飛ぶ吸血鬼」として知られているようだ。
フィリピンの未確認生物「アスワング」写真
ちなみにこのアスワング、人間で襲うのは男性のみなのだという。
これが理由で“吸血魔女”と呼ばれることもあるそうだ。
フィリピンで語られる伝説によると、アスワングの体長は1.5メートル~1.8メートル。手は鋭い爪が印象的で、昼夜で外見を変化させる。昼は絶世の美女、夜は顔が犬で体はトカゲのような醜い姿をしているのだとか。
また、体は毛に覆われ、頭には2本の角、腹部は青白く大きく膨れているそうだ。遠目からアスワングを確認すると、巨大なコウモリのような姿をしているとの意見が多い。
未確認生物「アスワング」の目撃情報
人間の男性と動物の生き血を吸う、フィリピンの未確認生物「アスワング」。
この吸血魔女に影を舐められると死に至るとの噂も拡散しているようだが、フィリピンの現地住民の目撃例は後を絶たない。
まずはじめのアスワング目撃情報は2005年8月のこと。
いや、目撃情報というよりは事件といった方が正しい。
現地で漁業を営んでいる男性が、「アスワング」のような未確認生物に襲われる事件が発生。男性によると「浜辺にいたら、上空を巨大な鳥が羽ばたいている。それが頭上にやってくると、自分は意識を失った」とのこと。
それから間もなくして男性は病院に搬送されたが、大量の血液が失われた状態であることが判明。なんとか一命をとりとめた。
アスワングの目撃情報はこれだけではない。
2006年5月21日未明、フィリピンの地元住民(カメラマン)によって、民家の上空に現れたアスワングらしき未確認生物の写真が撮影された。
ナイトビジョン機能が備わっているカメラで撮影された写真には、コウモリを連想させる姿で、尖ったくちばしのようなものが確認できる。別の写真では屋根の降り立つアスワンのような未確認生物も撮影されていた。
コウモリの誤認?吸血魔女の正体はいかに…
フィリピンにおいて写真を撮影されているアスワングだが、研究者たちによるとそれの正体は“コウモリの誤認”なのだと結論づけた。
しかしながら、伝説で語られる特徴、実際に撮影された写真と比較してみると、コウモリの誤認とは考えにくい。いや、それではこの未確認生物を解明することができないのだ。
なお、1521年には世界的に知られる有名なポルトガルの探検家「フェルディナンド・マゼラン」がフィリピンに到着したが、その当時もこの未確認生物の伝説が語り継がれていたのだという。
仮に「吸血魔女=コウモリ」であるとしたら、現代に至るまでに真相が暴かれていておかしくはないのだが・・・。
やはりフィリピンの伝説として語られる吸血魔女は、パラワン島のジャングルに棲息しているのかもしれない。
写真に撮影されたそれが真実であることを願うばかりだ。
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