世界各国には“小人族”が実在したかのような資料などが残っているが、イランで発見された体長7cmの小人と思われるミイラ画像は世界に衝撃を与えた。
しかし、この画像がホンモノであるかは謎のまま。
今回はイランで発見された小人族のミイラ画像について迫る。
イランのシャーダ遺跡で発見された小人のミイラ
2005年8月、イランのグディスにあるシャーダ遺跡で、不気味なミイラが発見された。
ミイラの体長は25.4cmで保存状態も良好。不気味な点は法医学検査で16~17歳で亡くなった若者と判明したこと。
画像:発見された体長25.4cmのミイラ
image: 宇宙と地球上の出来事
新生児にしても小さなミイラが成人だというわけだ。
さらにこのミイラは現地で「ドワーフ(小人)の都市」と呼ばれる遺跡を発掘中に発見されている。
遺跡からは高さ80cmにも満たない壁をはじめ、小さな通路・室内の壁、天井のほか、かまどや棚に至るまで明らかに居住に使用した空間の痕跡まで散見された。
画像:発見された遺跡
image: strange world
シャーダ遺跡全体はイスラム侵攻以前のササン朝ペルシア期(3~7世紀)のものだとされるが、小人族集落について地元紙は「5000年前に繁栄したドワーフ=小人の都市である」と報じている。
シャーダ遺跡で発見された小人族画像とその真相
作家のジャック・チャーチワードは小人と思われるミイラ画像や遺跡について次のように語っている。
つまり、小人族は滅んだのではなく、どこかに移住したのかもしれないということ。
地元の人類学者たちは小人族の存在について否定的だが、小さすぎる遺跡の生活痕については見解を保留しているという。
なお、シャーダ遺跡の全容解明に向けて地元のケルマーン州警察や、イラン文化遺産および観光機構(ICHTO)が本格的な調査を開始しているが、真相はいつか明らかになるのだろうか。
2013年には超小人族のミイラが発見されている
ちなみに2013年8月にはイラン国内の別遺跡から体長約7cmの超小人族と思われるミイラが発見されている。
シャーダ遺跡の小人族との関連は不明だが、古代のこの地に小人族が存在していた可能性はさらに高まったといえよう。
そもそも小人族が暮らしていたかのような空間が遺跡から見つかっている時点で、こびと族がそこに暮らしていた可能性を考えたほうが調査を進め易いのではないだろうか。
小人族などおとぎ話の存在と思ってしまいがちだが、イランで発見されたミイラや遺跡の情報を目にするとそれが空想ではなかったと希望を膨らませてくれる。
もちろん、これらの情報や画像だけで小人族が実在する証拠にはならない。
しかし、小人族という考えを捨てて、かつては異常なまでに体調の小さな人間が暮らす土地があったと考えれば新たな事実が歴史のページに加わる可能性も。
オカルトなどをこよなく愛する人にとって、イランの小人ミイラ画像や関連情報はロマンを感じさせてくれるいいニュースとなりそうだ。
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