かつては空想に過ぎなかったタイムワープも現代では決してそれが不可能ではないように思えてきた。
事実、ネット上にはタイムトラベラーの書き込みなどが確認され話題を集めているが、はたしてそれは単なるネタなのだろうか。
しかし、世界にはタイムワープ実験をしたとされる被験者が存在する。
その人物とは「アル・ビーレック」。
そこで今回はタイムワープ実験の被験者とされるアル・ビーレックに迫ることとした。
タイムワープ実験「モントーク・プロジェクト」
1927年3月31日、アメリカ・カルフォルニア州ロサンゼルス。表向き、アル・ビーレックの出生証明にはそう記されている。
1943年8月、アメリカ海軍は軍艦を透明化する「フィラデルフィア実験」を実施する。この実験の成果は第二次世界大戦後に海軍から政府へ、そして謎のグループへと引き継がれた。
透明化する方法の対象となった戦艦「エルドリッジ」
image: Wikipedia
それは極秘実験「モントーク・プロジェクト」に結実する。
このモントーク・プロジェクトとは、マインド・コントロールをはじめ、思考の物質化、魂の移植、そして火星に通じるタイム・トンネルの構築という、驚愕すべき極秘研究だった。
この実態を世に明らかにしたのが何を隠そう、アル・ビーレックである。
タイムワープの方法を実践したアル・ビーレック
1947年当時、彼は海軍将校の息子エドワード。キャメロンとしてモントーク計画の前身の研究に従事していたが、その後身柄をニューヨーク州のフォートヒーロー基地に移される。
その基地内に設置されたタイムマシンで1983年のモントーク空軍基地に送られ、魂の移植実験を受けたようだ。
その具体的な方法は明らかになっていないが、彼、すなわちキャメロンの霊魂は1927年の12月、カルフォルニアのビーレック家の赤ん坊アルに移植されたのだ。
書籍などの情報によれば、アルは「タイム・トンネルを通って火星の地下都市を見た」と語っている。つまり、タイムワープの方法はその“タイム・トンネル”を利用するのかもしれない。我々が思うような方法とはまったく異なるもののようにも思えるが・・・。
なお、タイムワープの方法についてアルは、エイリアンとの密約でアメリカ政府が得たテクノロジーだと口にしている。
ということは、タイムワープの方法を人間に教えたのは異星人であり、アメリカはすでにタイムワープの方法を習得しているわけだ。となれば、アル・ビーレックのタイムワープ実験の信ぴょう性が高まる。
また、モントーク・プロジェクトが実施された基地は実験場としては破棄されたが、近年まで多くのアンテナが残っていた。
これは何か意味があったのだろうか。
もはやこの実験の詳細を語れる者はいない?
モントーク・プロジェクトは1983年に不慮の事故で停止したとされる。そしてアル・ビーレックも2011年10月10日に没した。
彼は自身の人生はタイムワープ実験によって数奇な運命へと導かれた。情報によれば、そのタイムワープ実験を引き継いだ組織がいたようで、アルはそれについても語ろうとしていた。
しかし、もうこの世にアル・ビーレックはいない。
タイムワープがどのような方法で行われるのか。そして、そのタイムワープ実験を引き継いだとされる組織は今何をしているのか。
アルが没した今、それを知る術はない。
「エルドリッジ」は見た目からして戦艦ではなく駆逐艦じゃないですか?