嘘か誠か…「ジェヴォーダンの獣」の真相

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怪物とも言うべき獣が現実世界に現れ、人々に絶望を与える事件は世界各国で見られる。

特にその中でも有名なのが「ジェヴォーダンの獣」だ。

この事件は映画化もされ都市伝説でも話題となっているが、はたして本当に起こった事件だったのだろうか。

今回は「ジェヴォーダンの獣」の真相に迫る。

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狼に似た大型野獣がフランス南部を襲う

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image: 暇つぶしニュース

 

1764年から1767年にかけてフランス南部のジェヴォーダン地方(現ロゼール県)で、狼と思われる大型の野獣が出没した。単純に出没しただけなら危険も僅かであるが、このジェヴォーダンの獣は人々を襲って殺戮するという怪物だったのである。

実際にジェヴォーダンの獣を目撃した人の証言によると、この狼と思われる獣は体長約1.7mで体高約80cm。背中に縞模様があり、長い尾を持っていたとのこと。

ジェヴォーダンの獣の犠牲者は100人にもおよび、不気味なことにそのほとんどが女性と子供。公式に確認された最初の犠牲者も、ジャンヌ・ブルという女性だった。

ちなみに成人男性は一切襲われることがないとのこと。しかしながら、ジェヴォーダンの獣における記録が古いこともあり、それが正確な情報であるかは曖昧なところだ。

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ジェヴォーダンの獣に見られる不思議な点

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image: Wikipedia

 

野生動物(捕食動物)は本来、真っ先に狙うのは脚や喉である。

しかし、ジェヴォーダンの獣はそれら部位を無視しており、犠牲者の多くは頭部が無残に砕かれるか食いちぎられていたという。

これに当時の国王「ルイ15世」は討伐を決断。現地に討伐隊を派遣し、1頭の大きな狼を仕留めることに成功したが、それはジェヴォーダンの獣ではなかった。なぜならその後も同様の事件が続いたためである。

 

ルイ15世

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image: tori.no.saezuri

 

 

結局、この事件が解決したのは1767年6月。地元の猟師ジャン・シャステルがジェヴォーダンの獣を見つけると、眉間に銀の弾丸を撃ち込んだ。これによりその獣は死亡したとされるが、これにはややおかしな点がある。

それは撃ち込まれた“銀の弾丸”だ。

この銀の弾丸は通常、狼男退治に使用されるものだ。そのため、銀の弾丸で獣を撃ち止めたという情報は狼男伝説と混同されている可能性もある。

ジェヴォーダンの狼の正体やいかに

では、ジェヴォーダンの獣の正体は何だったのだろうか。

もっとも有力な説としては巨大狼であるが、アフリカから持ち込まれたハイエナがそれとする説まである。それにこの事件自体が都市伝説化されたものという説もあり、結局のところ同事件の真相および獣の正体は謎のままだ。

おまけに犠牲者の数は100人以上ということもあり、どれだけ獰猛な獣だったとしても1匹でそれだけの人間を襲うことができるのかという疑問も・・・。

これにより、ジェヴォーダンの獣は1匹ではなく複数いたのではないかという可能性も考えられる。

また、現地では同事件の犯人が獣ではなく、なんとシャステル自身の自作自演という陰謀説などもささやかれているようだ。

なお、現地には同事件の銅像などが建てられており、獣に対抗した勇敢な女性「マリー・ジャンヌ」をはじめ、獣を撃ち取ったとされる猟師「ジャン・シャステル」が今もその地に残っている。

 

マリー・ジャンヌの銅像
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image: 暇つぶしニュース

 

それに現地では現在、ジェヴォーダンの獣が街の紋章に使われている。


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