ルーマニアの串刺し公ヴラド3世が与えた“恐怖”のすべて

有名な怪奇小説「ドラキュラ伯爵」は実在した?

あなたはルーマニアの串刺し公ヴラド3世をご存知だろうか。

ヴラド3世は“串刺し公”として後世に語り継がれるほど有名で、当時のハンガリーやオスマン帝国などの大国と、ルーマニア領内の大帰属たちを恐怖させていた。

これらの情報から彼はドラキュラ伯爵のモデルとなり、不気味かつ冷酷な歴史上の人物として注目されている。

今回はルーマニアの串刺し公ヴラド3世に迫った。

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ワラキア公国の君主「串刺し公ヴラド3世」

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image: movie-informations.com/

 

串刺し公ヴラド3世は15世紀のワラキア公国(現:ルーマニア)の君主だった人物。

彼は吸血鬼で知られる怪奇小説「ドラキュラ伯爵」のモデルにもなったひとりであり、その残虐性が注目された人物でもある。

ルーマニアの串刺し公ヴラド3世は、神聖ローマ帝国から「竜騎士団」に叙任されたヴラド2世の子供(次男)。「ドラクル(竜)の子」を意味する「ドラキュラ」という名も授かったことでも知られている。

彼が“ドラキュラ伯爵”のモデルになった背景には、人間の生き血を啜ったとの噂が先行してのことかもしれない。が、串刺し公ヴラド3世における記録には、そのような事実は見られないし、史実にもそのような記述はない。

とはいえ、血塗られた逸話が残っていることが、「ルーマニアの串刺し公ヴラド3世」と言われる所以だ。

彼は「ドラキュラ」という名の他に、「ヴラド・ツェペシュ」という名を持っている。この「ツェペシュ」はルーマニア語で“串刺しにする者”を意味しており、まさに彼の人生はその名のとおりになった。

串刺し公ヴラド3世は言うまでもなく“串刺し刑”で有名で、その残虐性から大帰属が点在していた国を納めたのである。

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恐怖!ルーマニアの串刺し公ヴラド3世の残虐性

ヴラド3世ほど貴族たちに恐怖を与えた人物はいないかもしれない。

通常、串刺し刑は重い罪を犯した民を限定に行われる罰だった。しかし、ルーマニアの串刺し公ヴラド3世は、貴族たちにも串刺し刑を処したのである。

 

ブラド3世の串刺し刑を伝える絵

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image: bloodborne.alloyape.com/

 

こうして彼は自らの権力をルーマニアや近隣諸国に見つけていた。

が、彼の残虐性は串刺し刑だけに留まらない。治安維持や病気を抑止するための施策と称して、貧民や病人、ロマを焼き殺したのである。

さらには厳格な倫理観に基づいて、不倫を働いた人妻の子宮を切り裂き、淫らな行為を働いていた未亡人には焼いた鉄串を子宮に突き刺したという。

また、敵勢に対する彼の残虐性も注目すべき部分だ。

1462年にはオスマンのメフメト2世を夜襲し、2万人以上のオスマン兵を殺戮。その兵士たちを串刺しにして晒した。この悲惨な風景を見たメフメト2世は戦意を喪失し、撤退をしたという記録も残っている。

結局のところ、ワラキア公国はその他勢力と比較すると、国力が劣っていた。つまり、屈強なオスマン帝国と真っ向勝負することができなかったため、ゲリラ戦と焦土作戦で対抗するほかなかったのである。

しかし、串刺し公ヴラド3世の異常なまでの残虐性が、オスマン帝国を抑止する結果となった。

すっかり悪役のモデルとなっているが・・・

ルーマニアの串刺し公ヴラド3世は、1476年のオスマン帝国との戦いにて命を落とす。(※一部では、ルーマニアの貴族によって暗殺されたという説も)

彼が死ぬまでの間、その残虐性からなる恐怖はルーマニア国内だけでなく、その他大国に轟き続けた。

ルーマニアの串刺し公ヴラド3世といえば、そのネーミング、残虐性のある行為から、聖書画において悪役のモデルになった。

しかし、東欧世界では必ずしも彼の行為が悪しきものばかりではないとして、再評価が進んでいる。そう、ルーマニアの串刺し公ヴラド3世が“英雄”として見直されようとしているのだ。

現在、彼はオスマン帝国戦争の英雄としての顔を持っていることも忘れてはならない。


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